落合昭彦の「好きです!もりおか」

アクセスカウンタ

zoom RSS NHKクローズアップ現代「増殖するオノマトペ」を見て・・・

<<   作成日時 : 2013/06/11 23:10   >>

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2

 オノマトペ(擬態語)とは、ずばずば、ぴちゃぴちゃ、ぐいぐい等々、ものごとの状態を象徴的に表す言葉です。
 きょうのNHKクローズアップ現代で、このオノマトペが、最近の日本社会でどんどん増えてきているという分析の特集をやっていました。言葉をつかう仕事をしている人間としては、とっても興味深い番組でした・・・

 実は、盛岡はもちろん岩手は昔から、このオノマトペの宝庫。
 標準語では全く使わない、多くの擬態語が使われている土地でもあるんですよ!
 
 私は東京出身で岩手の言葉は全然しゃべれませんが、岩手の言葉は大好きです。
 それは東北弁をちゃかして言う「ズーズー弁」のイメージとは程遠く、古代から使われている単語の多さ、表現力の多彩さや繊細さ、人間としての温かさなどなど、どれをとっても元祖日本人の言葉にふさわしい実力を備えています。

 私自身、講演にお招きを受けた時の得意なテーマの1つが、この「岩手言葉」です。なかでもオノマトペの多彩さは、全国有数と言えるのではないでしょうか・・・?

 例えば、大粒の雪がドカドカ降るさまは「もっつもっつ」。

 ぐずぐずしていることを「ぐずらもずら」。

 キラキラ光るさまは「ぎんがぎんが」。

 アイスバーンの道の様子は「でろーんでろん」。

 枚挙にいとまがありません・・・

 これらは、岩手人の優れた感性の結晶であり、今は失われた日本語の豊かさを知らされる言葉でもあります。

 ところがNHKの番組を見ていると、最近の食べ物の食感に使うオノマトペとして「もっちり」を取り上げ、現代はそうした擬態語が多用され、従来の「コシがある」などの表現がすたれてきているという調査結果が出ていました。

 私は、グルメリポートなどにも関わる人間として、「もっちり」とか「ぷりぷり」といった言葉の濫用に苦々しいものを感じています。それは、「パンの生地⇒もっちり」、「エビ⇒ぷりぷり」などのように、オノマトペがグルメリポートの世界では、「単純化の手段」として使われることが多い様な気がするからです。

 エビの表現は絶対に「ぷりぷり」だけでは表せないものだと思います。確かに食感はそうだとしても、味や香り、見た目、のど越し、等々、プロであれば色々な視点から表現していく必要があるのです。

 それなのに今の多くのアナウンサーは、エビを食べた時「ぷりぷり」としか表現しません!つまりオノマトペは、ものごとの状態の表現が無数にあることを、なるべく実感に即した言葉で表したものですから、「ぷりぷり」だけで用が足りると感じられてしまっては逆に「表現の画一化」を招きかねないのではないでしょうか・・・?現実に、(特に)テレビアナウンサーの世界ではそうなっているのを感じます。

 まあちょっと本論からははずれて熱く語ってしまいましたが、一番言いたいのは岩手のオノマトペの豊富さです。
 気になる方は、いったん遊びに来てみて下さいね〜!

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おばんでがんす。


>キラキラ光るさまは「ぎんがぎんが」。

「びんがびんが」も仲間さ入れでけろじゃぁ〜。
@岩手県内陸南部

あ、「ぎんがぎんが」も「びんがびんが」もどちらも「が」の発音は鼻濁音で頼むっちゃぁ〜。
(^^;ゞ


鼻濁音って、日本全国で皆が普通に使って(話して)いる「音」だと思っていた時期がありました・・・。

かなや
2013/06/13 20:30
コメントありがとうございます。上記のお話は、さっそく私のラジオのレギュラーコーナー「まんず聞いてけで」で紹介させていただきます。岩手の方の鼻濁音はほんとうに綺麗ですよね!
落合よりかなやさんへ
2013/06/14 00:14

コメントする help

ニックネーム
本 文
NHKクローズアップ現代「増殖するオノマトペ」を見て・・・ 落合昭彦の「好きです!もりおか」/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる